百年前の情報漏えい

明治維新前の江戸時代の日本では、外国人は地図と大名の名簿を買うことは禁止されていました。でも、駄目といわれれば、欲しいのが人情でして、プロシアのマックス・フォン・ブラントさんは、本屋で

        ノ L____ 
       ⌒ \ / \ 
      / (○) (○)\    売ってくれるまで! 
     /    (__人__)  \  梃子でもうごかないぞ! 
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     \      l;;;;;;l  /l!| ! 
     /     `ー'    \ |i 
   /          ヽ ! ヽi 
   (   丶- 、      しE |そ  ドンッ!! 
    `ー、_ノ       ?堯?l、E ノ < 
               レY^V^ヽl 

と居座り、特例として購入成功。しかしこれはあくまで特例。

一方、イギリスの外交官アーネスト・サトウは、知り合いの日本人に購入を依頼。

            -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 
             / /" `ヽ ヽ  \ 
         //, '/     ヽハ  、 ヽ 
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         レ!小l●    ● 从 |、i|   すみません、一冊くださいにょろ 
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日本人への購入は禁止されていないので、問題なく入手。
情報漏えいは、当事者からではなく情報が入手可能であるが、重要性がわかっていない(もしくは倫理観がない)人から漏れるという基本は、100年以上前から変わっていないようです。

※AAのズレはひらにご容赦を