SEは結婚相手に最適か

結構前に気になっていたのですが…

SEと結婚したら、将来安定でいいんじゃない?/Tech総研

http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000967/

はっきり言います。将来安定ではありません。理由は以下の3つ

(1)日本のIT業界の先行きが明るくない
(2)技術の陳腐化が激しく、いつまでも現場にいられない
(3)給料も言われているほど高くない


(1)についてですが、日本のIT業界というのは、日本語という言語の壁や独特の商慣習、カスタマイズ好きと要素があいまって、インドや中国といった安価で優秀なエンジニアが多い地域をオフショア(外注)先として使うことがあっても、向こうの企業が直接、日本の企業から仕事を受注するということはあまりありませんでした。しかし、今後はインドや中国も日本の事情に詳しくなっていますので、今まで以上に直接仕事を取りに来る可能性があります。さらに日本企業がグローバル化するとともに、IT導入のときにカスタマイズすることなく既存のパッケージ導入ですむ可能性が増えてきます。営業とITコンサルタントだけ日本人。あとは外国の人。という時代がすぐそこに来ているのです。
(2)に関しては、業界の問題ではなく、個人の問題です。IT業界はドックイヤーといわれて久しいですが、とにかく技術の進歩が早いです。数年前には影も形もなかったAjaxがいまや主流となる一方で、以前は花形であった汎用機やCOBOLは片隅に追いやられれています。二十代、三十代のうちはそれでも勉強すればついていけるのですが、そのうちキツクなります。なによりも若手や外人など安価な労働力が新しいものをおぼえていくということで、隅に追いやられていきます。 というわけで、隅に追いやられていくと、当然さきほそぼりであり、(3)のようになる可能性が高いわけです。 それでもSEと結婚したいという人がいれば、以下のような人を選びましょう。

(1)基礎情報学および普遍的な技術に関して詳しく、誰にも負けない得意分野を持っている人
(2)コンサルタントやプロジェクトマネージャーと言った上流工程に携わっており、評判が良い人
(3)広い知識をもっており、いつでもIT業界から抜けさせる人

SEも、他の業界と同じで外国からの進出をうけるのは必至であり、淘汰の時代を迎えつつあります。町工場が中国の影響でばたばた倒れているのと同じで、SEもばたばたといなくなる時代が来るかもしれません。