ジョン万次郎に関する気になること

まったく調べないで日記に記載するのですが、ジョン万次郎という人物について、気になることが一点あります。

ジョン万次郎は、元々は土佐藩高知県)の漁師です。
ある日、漁の途中で遭難しましたが、アメリカの船に救助されました。
万次郎は、そのままアメリカに向かい、英語や学問を学び、幕末の日本に帰国。時はペリー来航で英語の重要性が高まる一方のご時世である事と当時は英語が話せる日本人がいなかった為、幕府に召しだされ、通訳として活躍しました。

ここまで、多少歴史に興味がある人なら知っている話。ただ、腑に落ちない点が一点あります。

・ジョン万次郎は標準的な日本語(江戸弁)を話せたの?

当時は、通信網が発達していないため、お国訛りが激しい時代です。江戸常駐の武士は江戸弁と所属する藩のお国言葉の二つを使い分けるという事実上のバイリンガルでした。
ジョン万次郎は漁師ということで、アメリカに行く前に江戸へ行った事があるとは思えません。話せたのは土佐弁だけでしょう。そんな状態で通訳を務めることができたのでしょうか。
通訳を始める前に江戸弁を学習したのか、土佐弁-江戸弁の通訳が間に入ったのか、土佐弁がもともと江戸弁に近かったのか。
非常に気になります。